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今月の表紙
硝子体手術後のガスの前房内迷入
大澤 柊太
1
,
髙橋 次郎
1
,
中尾 新太郎
2
1獨協医科大学埼玉医療センター眼科
2順天堂大学
pp.920
発行日 2026年8月15日
Published Date 2026/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.037055790800080920
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症例は52歳,男性。近医にて右眼の網膜硝子体出血を指摘され,精査目的で当院へ紹介受診となった。既往歴として糖尿病がありインスリン治療中であった。当院初診時,視力は右0.15(0.2×+1.75D()cyl−0.5D 10°),左0.8(1.0×+0.25D()cyl−0.75D 15°),眼圧は右14mmHg,左18mmHgであった。眼底検査で右眼に増殖糖尿病網膜症による牽引性網膜剝離を認めたため,右眼硝子体手術,超音波水晶体乳化吸引,眼内レンズ挿入術を施行した。術後2日目に前房内にガスの迷入がみられたが,ガスは自然消退した。ガスの前房内迷入による眼圧上昇,角膜障害は認められなかった。
撮影には,TOPCON社製スリットランプSL-D7に,Nikon社製デジタル一眼レフカメラD300を取り付けた装置を使用した。撮影条件は,倍率×16,スリット幅10mm,長さ14mm,背景照明なしとした。前房内に迷入した気泡の輪郭にピントを合わせるようにして,鼻側からスリット光を当て,耳側から斜照明で撮影を行った。
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