Japanese
English
増大号 何度でも見たい! 一般検査パーフェクトガイド
3章 髄液検査
髄液定量検査
森田 賢史
1
1東京大学医学部附属病院検査部
キーワード:
髄液定量検査
,
髄液総タンパク
,
IgG index
Keyword:
髄液定量検査
,
髄液総タンパク
,
IgG index
pp.867-871
発行日 2026年8月1日
Published Date 2026/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.030126110540080867
- 有料閲覧
PPV購入案内
2,200円 (2,000円+税10%) こちらは、867ページから871ページの文献です。
PPV(ペイ・パー・ビュー)とは、論文(記事)単位で購入・閲覧ができるサービスです。
購入には医書.jp本会員登録が必要です。
会員登録完了後に改めて上記「購入サイトへ」を選択してください。
または「購入サイトへ」選択後に「購入ログイン」、「新規会員登録」の順に進んでください。
会員登録について詳しくはをご確認ください。
購入には医書.jp本会員登録が必要です。
会員登録完了後に改めて上記「購入サイトへ」を選択してください。
または「購入サイトへ」選択後に「購入ログイン」、「新規会員登録」の順に進んでください。
会員登録について詳しくはをご確認ください。
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
はじめに
髄液(cerebrospinal fluid:CSF)の定量検査項目には,総タンパク(total protein:TP),糖(glucose:Glu),アルブミン(albumin:Alb),乳酸脱水素酵素(LD),免疫グロブリンG(immunoglobulin G:IgG)などがある.これらは血漿成分がそのままCSFに混ざったものではなく,主に次の2つの要素のバランスで決まることに留意すると,結果の解釈が理解しやすくなる.
血液由来成分の移行:血液脳関門(blood-brain barrier:BBB)/血液髄液関門(blood-CSF barrier:BCSFB)の機能と髄液循環の影響を受ける.
中枢神経系での産生と消費:炎症細胞や病原体,腫瘍などの存在によって髄腔内で成分が変動する.
特にAlbは髄腔内では産生されないため,血液由来タンパクがどの程度CSFへ移行しやすいかを推定する手がかりとなる.一方,髄液糖は血糖の影響を強く受けると同時に,髄腔内での消費により低下しうる.したがってCSF単独の値のみで判断せず,原則として血糖とセットで評価する.
本稿では,代表的な髄液定量検査を取り上げ,解剖・生理を土台とした変動メカニズム,臨床的意義,およびデータ解釈の仕方について解説する.

Copyright © 2026, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.

