解説
データベースが拓く次世代の皮膚科学研究
久野 彩
1,2
,
岡田 随象
2,3,4,5
1大阪大学大学院医学系研究科内科系臨床医学専攻情報統合医学講座皮膚科学教室
2理化学研究所生命医科学研究センターシステム遺伝学チーム
3東京大学大学院医学系研究科遺伝情報学
4大阪大学免疫学フロンティア研究センター免疫統計学
5大阪大学ヒューマン・メタバース疾患研究拠点
キーワード:
data-driven science
,
database
,
GWAS
,
single-cell analysis
,
spatial omics
Keyword:
data-driven science
,
database
,
GWAS
,
single-cell analysis
,
spatial omics
pp.549-554
発行日 2026年6月28日
Published Date 2026/6/28
DOI https://doi.org/10.69337/D202606-096-13
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科学研究は従来,臨床的知見や先行研究から仮説を立て,実験で検証する「仮説駆動型(hypothesis-driven)」が主流であった.このアプローチが今後も医学の中核であり続けることは疑いようがない.しかし,近年のシーケンス技術の飛躍的進歩と計算リソースの普及は,もう一つの強力な研究様式をわれわれに提示している.それが「データ駆動型科学(data-driven science)」である.これは,あらかじめ特定の分子・パスウェイに絞るのではなく,網羅的なオミクスデータや大規模コホートといった「公開リソース」などから新たな知見や仮説を導き出すアプローチである.

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