特集 26ケースで学ぶ臨床心理アセスメント――インテークとフィードバックをつなぐ〈スキル7〉
子どもの発達が気になる――発達障害(子と親)
樋口 隆弘
1
1関西医科大学総合医療センター小児科
pp.52-57
発行日 2025年8月30日
Published Date 2025/8/30
DOI https://doi.org/10.69291/cp25070052
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
1 はじめに
近年,SNSが普及し,子どもの発達に関するさまざまな情報が手に入りやすくなっています。子育てに関して困ったときにどうすればいいかといった情報がすぐに手に入るなど,良い面もあるのですが,どの情報が正しいのかわからずに不安になることもあるでしょう。また,発達障害の概念も普及して,子どもの食べ物の好き嫌いや落ち着きのなさなどから,「自分の子どもは発達障害ではないか」と不安になる親も増えています。特に,子どもの発達については,周りの子どもと比べると,できていないところが目につきやすく,関わりは今のままでよいのかなど日々悩む親もいます。
ここでは,「子どもの発達が気になる」という主訴で役所や医療機関につながる親と子どもに対して,どのように見立てを行い,どのような支援が考えられるのかを見ていきたいと思います。

Copyright© 2025 Kongo Shuppan All rights reserved.