ジュネーヴからの便り(28)
秋の風物詩
中谷 祐貴子
1
1世界保健機関本部 保健システム担当事務局長補
pp.19
発行日 2025年12月11日
Published Date 2025/12/11
DOI https://doi.org/10.57527/JUNPO2984005
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11月になり冬時間が始まった。この季節は雨が多く、晴天の日は限られる。雨になると気温が下がって瞬く間に秋を通り越して冬支度が必要になり、中央管理されているアパートの暖房が稼働する。私のアパートは外気温が10度以下になると暖房が入る仕組みになっていて、今年はいつもより数週間早く、10月初めに暖房が入った。その日は帰宅後に家のドアを開けると、今朝と同じ場所とは思えないくらい暖かくなっていたのですぐにわかった。一度、暖房が入ってしまえば春までは途切れることはないので、家の中にいる限りは寒さを感じることはない。寒冷地仕様ではない東京の建物に比べると、ジュネーヴの方が冬を快適に過ごせるので、寒さが大の苦手な私にとってはとてもありがたい。
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