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秋のマナー
猪飼 浩樹
1
,
岩崎 慶太
1
,
山本 真理
1
,
渡邉 剛史
1
,
村井 由香里
1
,
滝澤 直歩
1
,
国領 和佳
1
,
藤田 芳郎
1
1中部ろうさい病院 内科(リウマチ膠原病・腎感染症内科)
pp.1290-1294
発行日 2022年11月15日
Published Date 2022/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429204004
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病歴
患者:60代、男性
主訴:腰背部痛
現病歴:10年前に肩痛および手指痛が出現し関節リウマチ(RA)と診断される。その後、メトトレキサート(MTX)を含む抗リウマチ薬で加療された経過あり。朝のこわばりはあるが、疼痛は現在おおむね自制内で推移している。
5年前に化膿性椎体炎・椎間板炎で入院加療された。5年前の時点でのRA治療はMTX 8mg/週、および非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs)頓服であった。MRI画像で「化膿性脊椎炎」を疑い椎間板生検も実施されたが、起炎菌は不明であった。ST合剤で加療されたが、肝障害でミノサイクリン(MINO)内服へ変更されて軽快した(図1)。
受診半年前にテニスで腰を痛め、その後、背部痛が断続的に持続している。痛みは労作で増悪する。受診1カ月から腰痛の程度が増悪した。
既往歴(既出のもの以外に):高血圧症
内服薬:ブシラミン100mg 1回1錠・1日2回、ナプロキセン100mg 1回2錠・1日3回、フェキソフェナジン塩酸塩60mg 1回1錠・1日2回、カンデサルタン4mg 1回1錠・1日1回
家族歴:母と祖母がRA
ROS(review of systems)陰性:体重減少、寝汗、食思不振、倦怠感、皮疹の自覚、頭痛、めまい、難聴の自覚、鼻出血、咽頭痛、ドライアイ、ドライマウス、咳嗽、呼吸困難、喀痰の増加、血痰、動悸、浮腫の自覚、悪心、嘔吐、腹痛、下痢、軟便、血便、頻尿、排尿困難感、尿失禁、多尿、血尿、複視、しびれの自覚
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