レコーダ 厚労省の新局長に共同インタビュー
保険局長「能力に応じ全世代で支え合う」 医政局長「医療提供体制をコンパクトに」
pp.6-18
発行日 2024年8月21日
Published Date 2024/8/21
DOI https://doi.org/10.57527/JUNPO2937003
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
厚労省の7月5日付人事異動で新たに就任した局長・政策統括官は、厚生日比谷クラブの共同インタビューに応じ、抱負や課題を述べた。 鹿沼均保険局長は、「全世代型社会保障の基本的な考え方は能力に応じた負担、つまり全世代で支え合うこと」と強調し、医療保険改革の論点である金融所得・金融資産の取扱いの難しさを指摘した。森光敬子医政局長は、年末までに法制上の措置を含めた検討を行い結論を得る新たな地域医療構想について「医療提供体制をコンパクトにするという視点」を重視した。 黒田秀郎老健局長は介護人材の確保を最大の課題にあげ、「賃上げの素地が行き渡るようにすることがまず必要」と訴えた。間隆一郎年金局長は財政検証結果などの見解を示した上で、「基本的には来年の通常国会に法案提出をめざす」と述べた。朝川知昭政策統括官は、全世代型社会保障や被用者保険の適用拡大、子ども・子育て支援金制度などについて見解を示した。
Copyright © 2024 Syakaihokennkennkyuujo All Rights Reserved.