特集 アレルギー疾患
セミナー アレルギー疾患への具体的アプローチ
気管支喘息(小児~思春期)
宮林 広樹
1
,
堀野 智史
1
1宮城県立こども病院アレルギー科
キーワード:
▶乳幼児喘息は反復性喘鳴と治療反応を組み合わせて診断する.
,
▶mAPIスコアは早期に喘息リスクを評価し治療介入を助ける指標である.
,
▶小児喘息の長期管理薬はICSを基本に,年齢と重症度で段階的治療を行う.
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▶ダニや受動喫煙,気温差などの環境因子が喘息増悪を引き起こすため,日常の曝露対策が重要となる.
,
▶重症例や治療への反応不良例は早期に専門施設と連携する.
,
▶思春期は怠薬や生活習慣の乱れで増悪しやすい時期である.
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▶移行期医療は思春期に自己管理能力を育て,成人診療へ確実に橋渡しする.
Keyword:
▶乳幼児喘息は反復性喘鳴と治療反応を組み合わせて診断する.
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▶mAPIスコアは早期に喘息リスクを評価し治療介入を助ける指標である.
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▶小児喘息の長期管理薬はICSを基本に,年齢と重症度で段階的治療を行う.
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▶ダニや受動喫煙,気温差などの環境因子が喘息増悪を引き起こすため,日常の曝露対策が重要となる.
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▶重症例や治療への反応不良例は早期に専門施設と連携する.
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▶思春期は怠薬や生活習慣の乱れで増悪しやすい時期である.
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▶移行期医療は思春期に自己管理能力を育て,成人診療へ確実に橋渡しする.
pp.1422-1428
発行日 2026年10月1日
Published Date 2026/10/1
DOI https://doi.org/10.50936/mp.43.10_008
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はじめに
気管支喘息は慢性的な気道炎症を背景に,感染症やアレルゲン,空気中の汚染物質などを契機として発作性の気道狭窄を繰り返す疾患である.小児では成人と比べてアトピー型が多いが,アレルギー疾患全体の増加傾向とは対照的に,近年の小児喘息の有病率はむしろ低下している1).この背景には,2000年以降の小児気管支喘息治療・管理ガイドライン(JPGL)の普及が大きく寄与している.乳児期のスクリーニングや早期介入の必要性の見直し,生活環境の整備,標準治療の普及と均霑化が進んだことで,入院患者数や年間死亡数は大幅に減少した.適切な診断と管理が予後に直結することは明らかであり,薬物療法だけでなく,増悪因子への対応,患者教育,家族とのパートナーシップ,専門医との連携が質の高い管理を支えている.また,小児期から治療を継続してきた患者が思春期に達した際には,保護者からの自立を促し,病態理解と治療継続の意義を再確認させる必要がある.小児喘息の有病率は低下傾向であるが,小児期発症喘息の思春期・青年期までの寛解率は必ずしも高くなく,重症例ではさらに低下するため,成人診療への移行期医療が重要な課題となる.

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