特集 アレルギー疾患
セミナー アレルギー疾患への具体的アプローチ
気管支喘息(成人)
村木 正人
1
1近畿大学奈良病院呼吸器・アレルギー内科
キーワード:
▶気管支喘息(喘息)の診断基準はなく,実践では治療的診断を行うケースが多い.
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▶喘息の病態は2型炎症と非2型炎症(または低2型炎症)があり,2型炎症は獲得免疫系と自然免疫系に分かれる.
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▶長期管理治療薬の基本はICSであり,吸入気管支拡張薬を併用する.この際,treatable traitsを標的とした治療も行っていく.重症例では,経口ステロイド薬より生物学的製剤を優先する.
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▶救急受診での増悪(発作)時には,SABAに加えて,全身性ステロイド薬を投与する.
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▶中用量ICS/LABAを含んだ治療以上の治療を行ってもコントロール不良であれば,専門医への紹介を考慮する.
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▶中用量ICS/LABAを含んだ治療でコントロール良好となれば,ステップダウンも考慮する.
Keyword:
▶気管支喘息(喘息)の診断基準はなく,実践では治療的診断を行うケースが多い.
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▶喘息の病態は2型炎症と非2型炎症(または低2型炎症)があり,2型炎症は獲得免疫系と自然免疫系に分かれる.
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▶長期管理治療薬の基本はICSであり,吸入気管支拡張薬を併用する.この際,treatable traitsを標的とした治療も行っていく.重症例では,経口ステロイド薬より生物学的製剤を優先する.
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▶救急受診での増悪(発作)時には,SABAに加えて,全身性ステロイド薬を投与する.
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▶中用量ICS/LABAを含んだ治療以上の治療を行ってもコントロール不良であれば,専門医への紹介を考慮する.
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▶中用量ICS/LABAを含んだ治療でコントロール良好となれば,ステップダウンも考慮する.
pp.1429-1434
発行日 2026年10月1日
Published Date 2026/10/1
DOI https://doi.org/10.50936/mp.43.10_009
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はじめに
わが国の気管支喘息(以下,喘息)の有病率は,2010年以降で小児2.7~4.7%,20~44歳で8.7%であり1),common diseasesの一つといえる.近年,従来のⅠ型アレルギー反応のみならず,さまざまな病態が解明されてきた.治療の基本は,吸入ステロイド薬(ICS)であり,ICSを中心に長時間作用性気管支拡張薬やロイコトリエン受容体拮抗薬(LTRA)を組み合わせ,さらに重症例では生物学的製剤や全身性ステロイド薬が投与される.重症例においても治療の基本目標は,現時点では臨床的寛解である.本稿では,非専門家のための,現在の喘息治療の基本的考え方や専門医に紹介するタイミングについても解説する.

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