特集 大腸癌
治療 大腸癌治療のパラダイムシフト
個別化医療(プレシジョンメディシン)の進展
杉山 圭司
1
1国立病院機構名古屋医療センター腫瘍内科
キーワード:
▶進行大腸癌の治療選択においてはRAS遺伝子,BRAF遺伝子,マイクロサテライト不安定性検査/MMRタンパク質,HER2過剰発現/遺伝子増幅の評価が重要である.
,
▶UGT1A1遺伝子多型はイリノテカンの毒性に関与する.
,
▶組織を用いた遺伝子パネル検査,血液を用いたリキッドバイオプシーの有用性が報告されている.
Keyword:
▶進行大腸癌の治療選択においてはRAS遺伝子,BRAF遺伝子,マイクロサテライト不安定性検査/MMRタンパク質,HER2過剰発現/遺伝子増幅の評価が重要である.
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▶UGT1A1遺伝子多型はイリノテカンの毒性に関与する.
,
▶組織を用いた遺伝子パネル検査,血液を用いたリキッドバイオプシーの有用性が報告されている.
pp.414-416
発行日 2026年3月1日
Published Date 2026/3/1
DOI https://doi.org/10.50936/mp.43.03_022
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はじめに
近年,がん医療は「画一的な治療」から,腫瘍の分子生物学的特徴に基づき治療方針を選択する個別化医療(プレシジョンメディシン)へと進化しつつある.大腸癌は,各種癌の中でも比較的早期から個別化医療が導入されてきた領域である.患者ごとの腫瘍に存在する遺伝子変化を解析し,それに応じた治療薬を選択することで,有効性を高め,副作用を最小限に抑えることが可能となる.本稿では,大腸癌診療における主要なゲノム情報とバイオマーカー,リキッドバイオプシーの位置づけ,それらの臨床応用と課題,今後の展望について概説する.

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