特集 肺 炎
                        
                        
                
                  
                  
              
              
              
                  
                  
                  
                  
                            
                                    セミナー 肺炎診療のさまざまな側面におけるポイント
                                    
                                    
                                    
                            
                            
                
                
                
                            
                            
                  
                            
                                
                            
                        
                
                
                
                            
                        
                
                
                            
                            
                            
                  
                            
                                    
                                    非感染性の肺炎の診断と治療
                                    
                                    
                            
                            
                        
                
                
                            
                            
                                
                                    
                                        
                                            
                                                谷山 友太郎
                                            
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                                                漆山 博和
                                            
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                  1東京大学医学部附属病院呼吸器内科
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                
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                                    ▶非感染性肺炎では,早期の鑑別診断と治療戦略の決定が重要となる.
                                
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                                    ▶薬剤性肺障害では,速やかに原因薬剤を中止し,ステロイド治療を開始する.
                                
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                                    ▶好酸球性肺炎や器質化肺炎では,ステロイド漸減中の再燃に注意する.
                                
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                                    ▶有害ガス吸入曝露後は,迅速な呼吸管理が不可欠となる.
                                
                                ,
                            
                            
                                
                                    ▶ARDSや肺水腫では,集中治療室での呼吸循環管理が急務となる.
                                
                                ,
                            
                            
                                
                                    ▶過敏性肺炎では,抗原回避が最も有効な治療となる.
                                
                                ,
                            
                            
                                
                                    ▶原疾患が呼吸器分野でないことも多々あるため横断的な治療が必要となる.
                                
                                ,
                            
                            
                                
                                    ▶ステロイド抵抗性疾患や希少疾患は速やかに専門医へ紹介する.
                                
                                
                            
                        
                
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                                    ▶非感染性肺炎では,早期の鑑別診断と治療戦略の決定が重要となる.
                                
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                                    ▶薬剤性肺障害では,速やかに原因薬剤を中止し,ステロイド治療を開始する.
                                
                                ,
                            
                            
                                
                                    ▶好酸球性肺炎や器質化肺炎では,ステロイド漸減中の再燃に注意する.
                                
                                ,
                            
                            
                                
                                    ▶有害ガス吸入曝露後は,迅速な呼吸管理が不可欠となる.
                                
                                ,
                            
                            
                                
                                    ▶ARDSや肺水腫では,集中治療室での呼吸循環管理が急務となる.
                                
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                                    ▶過敏性肺炎では,抗原回避が最も有効な治療となる.
                                
                                ,
                            
                            
                                
                                    ▶原疾患が呼吸器分野でないことも多々あるため横断的な治療が必要となる.
                                
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                                    ▶ステロイド抵抗性疾患や希少疾患は速やかに専門医へ紹介する.
                                
                                
                            
                        
                
                pp.1706-1710
                
                
                
                  発行日 2025年11月1日
                  Published Date 2025/11/1
                
                
                
                DOI https://doi.org/10.50936/mp.42.11_017
                
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はじめに
これまでの稿では,主に感染性肺炎についての診断や治療についてみてきたかと思うが,実臨床においては肺炎像を呈する疾患は感染のみにとどまらない.そういった疾患では,治療も抗菌薬とは異なってくるため,早期の鑑別診断と適切な治療戦略が臨床上重要になる.本稿では,臨床像や画像所見が感染性肺炎と類似する非感染性の疾患を網羅的に列挙し,疾患ごとに,その病態や臨床像,画像所見などの診断基準と治療,専門医への紹介のタイミングなどをまとめて説明していく.

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