Discussion 座談会
筋ジストロフィーの自然歴の変遷
尾方 克久
1
,
石原 傅幸
2
,
齊藤 利雄
3
,
中村 治雅
4
1国立病院機構東埼玉病院 副院長
2国立病院機構箱根病院 名誉院長/国立病院機構あきた病院脳神経内科 非常勤医師
3国立病院機構大阪刀根山医療センター小児神経内科 部長
4国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター病院 臨床研究教育研修部門臨床研究支援部 部長
pp.5-12
発行日 2022年3月10日
Published Date 2022/3/10
DOI https://doi.org/10.34449/J0119.02.01_0005-0012
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わが国では,筋ジストロフィーの自然経過の詳細が不明であった時代から,数々の自然歴調査や疫学研究が行われてきた.それが集学的管理や薬物療法の発展につながり,患者の生命予後改善に貢献してきた.今回は,1999年より歴史的に引き継がれてきたわが国独自の筋ジストロフィー病棟データベースや,神経・筋疾患患者登録事業Remudyについて紹介するとともに,筋ジストロフィー領域を対象とする疫学研究の現状と今後の展望についてエキスパートの先生方にご討論いただいた.
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