特集 大規模災害時の食と住に関する感染制御と予防衛生
5.自然災害時の医療体制
大津 晃康
1
,
倉井 大輔
1
1杏林大学医学部付属病院感染症科
pp.32-36
発行日 2025年9月25日
Published Date 2025/9/25
DOI https://doi.org/10.34449/J0108.09.01_0032-0036
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地震や感染症のパンデミックなどの自然災害時は,患者数の急増とそれに対応する医療提供体制の確保が課題になり,各医療機関の役割に応じた医療の提供が求められる.発災からの時期に応じて,必要となる医療は変化していく.災害時にも医療提供を行う体制を作るために,事業継続計画(Business Continuity Plan:BCP)の策定が,災害拠点病院では義務化されている.また,災害現場では災害派遣医療チーム(Disaster Medical Assistance Team:DMAT)などの医療チームが,災害現場の医療活動を行う.

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