乳癌カレントトピックス
科学的根拠に基づく乳癌診療ガイドライン2015年版
向井 博文
1
1国立がん研究センター東病院乳腺・腫瘍内科医長
pp.51-54
発行日 2016年2月15日
Published Date 2016/2/15
DOI https://doi.org/10.34449/J0096.02.01_0051-0054
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「はじめに」乳癌診療ガイドラインは日本乳癌学会が刊行しており,その内容は2年ごとに改訂されている。2011年からはWEB版ガイドラインも作成され,現在誰もが無料で全文にアクセス可能である。さらに2013年版からは,その英語ダイジェスト版を日本乳癌学会の機関誌であるBreast Cancer誌に掲載している。当ガイドラインは乳癌の診断,治療に関わる全領域を網羅しており,「薬物療法」「外科療法」「放射線療法」「疫学・予防」「検診・画像診断」「病理診断」から構成されている。このたび乳癌診療ガイドライン2015年版が発刊された1)2)。その主な特徴を示すとともに,主要な改訂点について述べてみたい。
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