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学会印象記(第52回日本アルコール・アディクション医学会学術総会/ESBRA Congress 2017/ISAM 2017)
pp.69-71
発行日 2018年2月10日
Published Date 2018/2/10
DOI https://doi.org/10.34449/J0078.06.01_0069-0071
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本年度(2017年9月8日,9日)の学術総会は,第39回日本アルコール関連問題学会との共催として開催させていただきました。日本アルコール・アディクション医学会は,依存症関連の学会としては最も歴史が長い日本アルコール・薬物医学会と日本依存神経精神医学会が統合して発足しましたが,統合後,精神領域,薬物依存症領域の会員の占める割合が多くなりました。そのため,これらの研究領域の学会発表などはたいへん充実してきた反面,内科などの臓器障害関係や法医学・公衆衛生領域の参加者の減少も懸念されていました。そこで本年度の学術総会のテーマを「ポピュレーションリスクとしてのアルコール健康障害と依存症」とし,アルコールや喫煙,その他の現代社会特有のさまざまな依存症が与える健康への影響を日本人集団全体に与える影響という視点で俯瞰し,それぞれの対策を総合的,包括的に考えようという意図の下,全体のプログラムを編成しました。
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