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第5回日本病院管理学会総会印象記
高橋 政祺
1
1日大・病院管理学
pp.80-83
発行日 1968年1月1日
Published Date 1968/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541203273
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昭和23年新しい医療法の制定によって,わが国の病院の歴史に新紀元を画してから20年,新しい病院はその内容を充実させてきつつある。昭和24年病院管理研修所の設立によって,病院管理が導入され,次いで東北大,日大,順大,慶大に病院管理学講座が開講し,多数の研究者が生まれるに及んで,これらを結集して斯学の発展を図るべく,本学会が誕生したのであった。昭和38年その第1回総会を開催してから,早いもので,本年は第5回総会を10月27,28日の両日,国立公衆衛生院で盛大に挙行する運びとなった。
学会長は斯学の泰斗,吉田幸雄病院管理研究所長である。本年は会長の発意によって,会の第2日は統一論題とし,病院組織の問題と取りくむことになった。このような試みは本学会でなければできないことで,時間をかけてひとつの問題をじっくりと研究するこの方法は今後も踏襲したいものである。
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