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学会印象記(第53回日本アルコール・アディクション医学会学術総会/第40回日本アルコール関連問題学会/ISBRA 2018)
pp.48-49
発行日 2019年2月15日
Published Date 2019/2/15
DOI https://doi.org/10.34449/J0078.07.01_0048-0049
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第53回 日本アルコール・アディクション医学会学術総会は第40回 日本アルコール関連問題学会(会長 辻本士郎先生)との共催(アルコール・薬物依存関連学会合同学術総会)として,2018年9月8日~10日,国立京都国際会館で開催させていただきました。アルコールや薬物依存をめぐる生命医科学は,時代の最新技術と概念を取り込んで自らの発展を促したのみならず,新しいパラダイムの萌芽を育み,広く医学生物学を涵養する「最先端研究室」の役割を果たしてきました。中枢・神経系を含む諸器官・多臓器にわたる「臓器間ネットワーク」という視点からアルコールや薬物の影響を考察しようとする新しい展開も注目されます。このような時代の息吹と学際領域拡大の胎動を感じ,本学術総会では,「依存症研究―生命医科学への展開」というテーマを掲げました。アルコールや喫煙,薬物など多様な依存症に対する最新の研究成果を基礎医学,社会医学,臨床医学,プライマリケアを包括する多彩な視点から討論することを企図しました。
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