特集 無理しない委員会活動 私たちそれぞれのやり方
風紀委員会の活動を振り返る
三浦 洋子
1
,
原田 和子
1
,
山口 朋子
1
1東京都済生会中央病院看護部
pp.521-523
発行日 2006年6月1日
Published Date 2006/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661100303
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東京都済生会中央病院は535床を有し,常勤職員数900名,診療科21科,二次救急を行なう地域中核病院である.一般病棟のほかに行路病者を受け入れる病棟をもち,日々目まぐるしく業務を行なっている.当院看護部には,昨年度より看護事故検討委員会,記録委員会,看護基準・手順委員会,風紀委員会と4つの委員会が発足した.病院機能評価を受審するにあたり,看護部としての現状の把握とマニュアルの再整備を行なうことが必須であったためである.今回はその中でも最も早い時期に発足した風紀委員会について述べたい.
風紀委員会発足の経緯
1998年に感染管理の視点からナースキャップ着用の自主選択が導入され,ほとんどの看護師がナースキャップを着用しなくなった.それに伴い髪型に規則が無くなったこともあって,身だしなみは個々の常識に任される状態が続いていたが,それを整えるために発足したのが風紀委員会である.委員は各部署の師長がリーダークラスを2名ずつ選出し,クラーク2名,看護師長2名を加えた計27名でスタートし,その後スタッフの意見を吸い上げたり,全体に伝えることのできる太いパイプが必要になり,主任が2名プラスとなった.
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