巻頭座談会 Round-Table Discussion
新生児への再生医療の導入
楠田 聡
1
,
佐藤 義朗
2
,
滝 敦子
3
,
新宅 治夫
4
1杏林大学医学部小児科客員教授
2名古屋大学医学部附属病院総合周産期母子医療センター新生児部門講師(副センター長兼任)
3東京医科歯科大学小児科講師
4大阪市立大学大学院医学研究科発達小児医学分野教授
pp.8-15
発行日 2016年12月1日
Published Date 2016/12/1
DOI https://doi.org/10.34449/J0055.08.03_0008-0015
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
再生医療領域では体性幹細胞や胚性幹細胞,人工多能性幹細胞などを用いた基礎研究・臨床開発が進んでいる。なかでも組織中に幹細胞を豊富に含み,発達過程にある新生児の疾患は再生医療の臨床応用が期待できる領域と考えられている。本座談会では新生児仮死から脳性麻痺を防ぐための新しい治療法として,神経幹細胞や新たな多能性幹細胞,自己臍帯血,間葉系幹細胞を取り上げ,基礎・臨床で再生医療を推進されている先生方に最新の研究をご紹介いただいた。
Medical Review Co., Ltd. All rights reserved.