国内学会・研究会報告 Conference Report
第19回 日本小児心電学会
髙室 基樹
1
1北海道立子ども総合医療・療育センター小児循環器内科医長
pp.36-36
発行日 2015年4月1日
Published Date 2015/4/1
DOI https://doi.org/10.34449/J0055.07.01_0036-0036
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「日本小児心電学研究会」は,小児の心電図,不整脈を研究し,診断・治療の進歩に寄与することを目的として発足し,1996年に横浜市立大学医学部小児科学教室の新村一郎先生,柴田利満先生が当番世話人として,エーザイ株式会社との共催で第1回研究会が開催されました。その後も年1回秋に研究会を開催するとともに,夏の日本小児循環器学会学術集会の会期中に行われる不整脈勉強会を担当しています。また,1施設では少ない症例を多施設から集積し,データの蓄積,解析を試みています。現在,QT延長症候群,QT短縮症候群,心室頻拍,小児科領域のカテーテルアブレーションの登録,小児のペースメーカー植え込み例などを調査中です。心電学は,カテーテルアブレーション,遺伝性不整脈,植え込み型除細動器(ICD),心臓再同期療法など,この十数年で大きく様変わりしています。年々発表演題数も増加し,内容も多岐にわたるようになりました。これに伴い,2013年の第18回より「日本小児心電学会」と改称して単体運営となり,より学術的な発展を目指しています。
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