DEBATE ON GI THERAPY ディベート
機能性ディスペプシア(FD)と酸分泌抑制薬「明らかに効くので第一選択とする」とする立場から/「本当のFDには効かないのではないか」とする立場から
富永 和作
1
,
眞部 紀明
2
,
三輪 洋人
3
1大阪医科大学先端医療開発学講座特任教授
2川崎医科大学検査診断学(内視鏡・超音波)教授
3兵庫医科大学内科学上部消化管科主任教授
pp.33-40
発行日 2019年3月15日
Published Date 2019/3/15
DOI https://doi.org/10.34449/J0039.14.02_0033-0040
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三輪 今回は,「機能性ディスペプシア(functional dyspepsia:FD)と酸分泌抑制薬」と題してディベートを行いたいと思います。特に酸分泌抑制薬について,富永先生には「明らかに効くので第一選択とする」とする立場,眞部先生には「本当のFDには効かないのではないか」とする立場にあえて立っていただき,論点を整理しながら理解を深めたいと思います。まず,「FDとは何か。その診断・病態・治療における最近の進歩」から始めたいと思います。●本企画は,問題点をより明確にすることを目的としているため,ここでの論者による議論は,あえて一方の見地に立った場合のものであり,必ずしも論者自身の確定した意見ではありません。
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