INTERVIEW 対談
女性医師にとっての消化器病学
浅香 正博
1
,
塩谷 昭子
2
1北海道医療大学学長
2川崎医科大学消化管内科教授
pp.5-11
発行日 2017年8月10日
Published Date 2017/8/10
DOI https://doi.org/10.34449/J0039.13.01_0005-0011
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浅香 本日は川崎医科大学消化管内科学教授の塩谷昭子先生をお招きし,「女性医師にとっての消化器病学」をテーマにお話を伺いたいと思います。まずは塩谷先生の歩みを振り返ってみたいと思います。ご出身はどちらですか。塩谷 出身は和歌山県和歌山市です。小学校から大学まですべて地元の公立校で自宅から通学し,学費の面では親孝行であったかな,と感じています。浅香 医師を志したきっかけはどのようなものですか。塩谷 実はもともとは医師でなくてもよかったのです。母が大阪の出身で,和歌山の田舎の封建的な家に嫁いで家族に仕える生活を送っていたのですが,もともとは医師になりたかったそうです。本当はキャリアウーマンとして社会に貢献したかったという話をよく聞かされていて,私自身もキャリアを生かし自立した女性になりたいと考えるようになりました。
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