DEBATE ON GI THERAPY ディベート
1cm以下の大腸ポリープ 「Cold Polypectomyがよい」とする立場から/「やはり通電するべきだ」とする立場から
佐野 寧
1
,
斎藤 豊
2
,
三輪 洋人
3
1佐野病院院長・消化器センター長
2国立がん研究センター中央病院内視鏡センター長・内視鏡科長
3兵庫医科大学消化器内科学 主任教授
pp.59-66
発行日 2015年7月15日
Published Date 2015/7/15
DOI https://doi.org/10.34449/J0039.11.01_0059-0066
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「大腸検査におけるpolypectomyの歴史と意義および方法」三輪:消化管ポリープについては,近年,内視鏡検査時に悪性の病変を切除するpolypectomyが行われるようになりました。そこで今回は,特に「1cm以下の大腸ポリープ」についてディベートを行いたいと思います。佐野先生には「cold polypectomyがよい」とする立場,斎藤先生には「やはり通電するべきだ」とする立場にあえて立っていただき論点を整理したいと思います。まず斎藤先生に,大腸検査におけるpolypectomyの歴史と意義および方法についてご説明いただきます。本企画は,問題点をより明確にすることを目的としているため,ここでの論者による議論は,あえて一方の見地に立った場合のものであり,必ずしも論者自身の確定した意見ではありません。
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