Glaucoma Expert Discussion
緑内障の救急医療
谷原 秀信
1
,
東出 朋巳
2
,
赤木 忠道
3
,
結城 賢弥
4
1熊本大学名誉教授
2金沢大学医薬保健研究域医学系眼科学 准教授
3新潟大学大学院医歯学総合研究科眼科学分野 准教授
4名古屋大学大学院医学系研究科眼科学分野 准教授
pp.15-23
発行日 2023年8月30日
Published Date 2023/8/30
DOI https://doi.org/10.34449/J0024.01.66_0015-0023
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緑内障診療の救急医療として最初に想起される場面としては,緑内障の急性発作や眼圧スパイクが挙げられる.そして術後合併症のなかでも濾過胞感染,過剰濾過による前房消失なども深刻な状況であり,眼虚血症候群のような血管新生緑内障もいまだ失明の大きな要因となっている.これらの深刻な疾患からいかにして患者の視機能を守るかは,緑内障診療における重要課題である.今回は,迅速な診断と適切な治療が求められる緑内障の救急医療の現状,課題についてエキスパートの先生方にお話しいただいた.
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