Green Club 座談会
後期臨床研修における指導医の役割
福地 健郎
1
,
間山 千尋
2
,
三木 篤也
3
,
栂野 哲哉
4
1新潟大学大学院医歯学総合研究科眼科学分野教授
2東京大学大学院医学系研究科感覚・運動機能医学講座眼科学講師
3大阪大学大学院医学系研究科脳神経感覚器外科学講座眼科学分野学部内講師
4新潟大学医歯学総合研究科眼科学分野 助教
pp.27-34
発行日 2016年3月31日
Published Date 2016/3/31
DOI https://doi.org/10.34449/J0024.01.51_0027-0034
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2004年に新臨床研修制度が導入され10年以上が経過しました.現行の制度では,2年間の初期臨床研修で複数の診療科をローテーションした後,希望者は大学病院あるいは臨床研修病院での後期臨床研修に進むことができます.新臨床研修制度では,臨床研修が必修化されたことに加え,研修医が日本全国の研修指定病院を自由に選択して希望を出すマッチング制度が採用されたことが特徴であり,研修医獲得のために魅力ある研修プログラムづくり,病院づくりに努力がなされた一方,病院間あるいは診療科間で医師確保の格差が広がっているとも言われています.高齢化の進展により緑内障患者が増加傾向にある中で,眼科を選択する医師,そして緑内障を専門とする医師を確保していかなければなりません.そのためには,どのような後期臨床研修プログラムが望ましく,指導医はどのような役割を果たすべきか―.福地健郎先生ご司会のもと,東京大学の間山千尋先生,大阪大学の三木篤也先生,新潟大学の栂野哲哉先生にお集まりいただき,各大学の現状と指導医としての取り組みについてお話しいただきました.
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