New Information of Glaucoma
OCTA(optical coherence tomography angiography)
赤木 忠道
1
1京都大学大学院医学研究科眼科学講師
pp.64-67
発行日 2018年3月14日
Published Date 2018/3/14
DOI https://doi.org/10.34449/J0024.00.55_0064-0067
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光干渉断層計(optical coherence tomography:OCT)検査は今や緑内障診療には欠かせない検査であり,網膜や視神経乳頭の構造を高い精度で描出し,目的とする層の厚み情報を客観的に評価することができる.一方,OCTアンギオグラフィー(OCTA)は新しい技術であり,時間差で同一部位をOCT撮影し,組織内を血球が移動する際に生じるOCT信号の位相変化や強度変化を検出することで,三次元的に血流分布を描出することができる.従来のフルオレセイン造影(FA)検査と比較すると,造影剤が不要な低侵襲性と三次元情報から任意の深さの情報を抽出できることが大きな利点である.
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