これからの緑内障診療のために
自動車免許と道路交通法の諸問題
国松 志保
1
1西葛西・井上眼科病院 副院長
pp.74-76
発行日 2017年2月28日
Published Date 2017/2/28
DOI https://doi.org/10.34449/J0024.00.53_0074-0076
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
道路交通法は,「道路で発生する交通上のすべての危険及び障害を防止,除去して,安全で円滑な交通を確保することを目的とする」法律で,1960年6月25日に施行された日本の法律である.「道路交通法」の施行を円滑に行うために,法律から委任を受けて,詳細な手続きなどの法律の実体面を補う規定が定められているのが「道路交通法施行令:政令」であり,内閣により決定される.さらに,法律の手続き面を補う規定や書類などの様式が定められているのが「道路交通法施行規則:省令」であり,国土交通大臣の名で公布される.政令や省令は,法律から委任を受けている限り,法律と同等の効果を有するため,法律と政令・省令を合わせて法令と呼ばれ,広い意味の法律として捉えられている.今回は,この道路交通法のうち,眼科医が知っておくべき法令について紹介したい.
Medical Review Co., Ltd. All rights reserved.