連載
グラビア・目で見る卵胞,卵子,胚と生殖医学 ―初期胚発生における各種形態異常の意義―
大月 純子
1
1岡山大学生殖補助医療技術教育研究センター准教授
pp.4-9
発行日 2019年12月1日
Published Date 2019/12/1
DOI https://doi.org/10.34449/J0015.26.04_0004-0009
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世界初の体外受精児の生誕から40年が経ち,晩婚化,少子化が問題となっているわが国では生殖補助医療技術の重要性が高まっている。加齢とともに染色体異常が高率に起こることから,非侵襲的な正常胚選別法の開発が急がれる。近年,タイムラプスモニタリングシステムの開発が進み,これまでの定点観察では知ることのできなかった現象が次々に報告され,非侵襲的正常胚選別法が検討されている。本稿では,初期胚発生における各種形態異常を,タイムラプスモニタリングから得たわれわれの近年の知見を加えて解説する。
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