特集 GLP-1受容体作動薬(GLP-1RA)
GLP-1受容体作動薬の基礎
稲垣 暢也
1
1公益財団法人田附興風会 医学研究所北野病院 理事長
キーワード:
インクレチン
,
インスリン分泌
,
薬理作用
,
体重減少
,
肥満症
Keyword:
インクレチン
,
インスリン分泌
,
薬理作用
,
体重減少
,
肥満症
pp.6-10
発行日 2026年2月15日
Published Date 2026/2/15
DOI https://doi.org/10.34449/J0001.43.01_0006-0010
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GLP-1は消化管から分泌されインスリン分泌を促進するペプチドで、GLP-1受容体作動薬(RA)はGLP-1の濃度を薬理的濃度まで高めることにより、強い血糖降下作用に加え、胃内容の排出遅延作用ならびに強い食欲抑制・体重減少作用を有する。現在わが国では、GLP-1RAとしてデュラグルチドやセマグルチドの皮下注射製剤やセマグルチドの経口製剤ならびにGIP/GLP-1RAであるチルゼパチドの皮下注射製剤が2型糖尿病治療薬として広く用いられている。また、高用量のセマグルチドやチルゼパチドはわが国において肥満症の治療薬としても承認された。最近では、これらの薬剤の心血管疾患、慢性腎臓病、MASHなどに対する有効性を検討する臨床試験が多数実施され、多くのエビデンスが蓄積しつつある。

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