特集 糖尿病治療薬のチョイス!—こんなとき,あんなとき
配合剤,週1回製剤のチョイス
GLP-1受容体作動薬,GIP/GLP-1受容体作動薬のチョイスと導入のタイミング
岩屋 智加予
1
1福岡県済生会大牟田病院内分泌糖尿病内科
キーワード:
インクレチン
,
2型糖尿病
,
肥満
Keyword:
インクレチン
,
2型糖尿病
,
肥満
pp.70-74
発行日 2025年1月10日
Published Date 2025/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.002576990620010070
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Point
◎グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド(GIP)/グルカゴン様ペプチド1(GLP-1)受容体作動薬は,GLP-1受容体作動薬よりも血糖降下作用,体重減少作用が大きい.
◎GLP-1受容体作動薬は「作用時間」「体重減少作用」「剤形やデバイス」の視点で使い分けるとよい.
◎GLP-1受容体作動薬には心血管イベントや腎症の進展を抑制するというエビデンスが多数報告されている.
◎生活習慣の改善で効果不十分な肥満2型糖尿病患者では,早期からのGIP/GLP-1受容体作動薬の使用を検討する.
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