特集 免疫が切り開く新時代の医療
腸内細菌と疾患制御
藤本 康介
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1大阪公立大学大学院医学研究科ゲノム免疫学 准教授 東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センター メタゲノム医学分野 特任准教授
キーワード:
腸内細菌
,
メタゲノム解析
,
バクテリオファージ
,
ファージ療法
,
腸内共生病原菌
Keyword:
腸内細菌
,
メタゲノム解析
,
バクテリオファージ
,
ファージ療法
,
腸内共生病原菌
pp.15-19
発行日 2023年8月10日
Published Date 2023/8/10
DOI https://doi.org/10.34449/J0001.40.02_0015-0019
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次世代シークエンサーの台頭によりゲノム研究が飛躍的に進み、多くの疾患に関連する遺伝情報が明らかとなった。ヒトゲノムの情報だけでなく、メタゲノム(特に腸内細菌)の情報がたくさん蓄積されてきたことで、メタゲノム解析を基軸とした生命現象の解明が盛んに行われるようになってきた。近年、ヒトマイクロバイオーム研究は世界中のホットトピックスであり、さまざまな分野の研究者が腸内細菌叢(腸内フローラ)を介した疾患制御法の開発を目指している。本稿では、疾患に直接関連する腸内共生病原菌(pathobiont)を近い将来どのように制御していくのか、特にファージ療法に焦点を当てて概説する。「KEY WORDS」腸内細菌,メタゲノム解析,バクテリオファージ,ファージ療法,腸内共生病原菌
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