Japanese
English
公益社団法人日本麻酔科学会第71回学術集会講演特集号 招待講演
腸内細菌と認知機能:「細菌」がヒトを制御する?
Relationship between dementia and gut microbiota:the gut-brain axis
佐治 直樹
1,2
Naoki SAJI
1,2
1内閣府健康・医療戦略推進事務局参事官補佐
2国立長寿医療研究センターもの忘れセンター客員研究員
キーワード:
腸内細菌
,
認知機能
,
腸脳相関
Keyword:
腸内細菌
,
認知機能
,
腸脳相関
pp.S141-S148
発行日 2024年11月20日
Published Date 2024/11/20
DOI https://doi.org/10.18916/masui.2024130019
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
はじめに
腸内細菌の研究が幅広く展開されている。さまざまな疾患との関連やライフコースへの影響が判明しつつあり,腸内細菌を標的とした治療法開発も試みられている。“新しい臓器” としての腸内細菌の解明が病気の予防につながり,国民の健康生活への貢献も期待されている。脳神経領域と認知機能についての関連もさまざまに報告されており,腸脳相関の機序解明がhot topicである。本論文では,認知症について最近の話題を取り上げ,腸内細菌について概説し,これまでの研究から分かってきた腸内細菌の関係について紹介する。
Copyright © 2024 KOKUSEIDO CO., LTD. All Rights Reserved.