特集 高齢妊娠・出産の現状と課題
特集にあたって ~少子社会と高齢出産~
安達 知子
1
1母子愛育会総合母子保健センター愛育病院 院長
pp.7-8
発行日 2020年6月20日
Published Date 2020/6/20
DOI https://doi.org/10.34449/J0001.38.06_0007-0008
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- 文献概要
はじめに,日本産科婦人科学会編集の「産科婦人科用語集・用語解説集」には「高年妊娠」,「高齢妊娠」という用語はなく,高年初産婦という用語のみが認められる。これは35歳以上の初産婦を定義するものであるが,一般社会では高齢妊娠,高齢出産などの言葉が広く使用されている。本特集では,高年齢の妊娠や出産を高齢妊娠,高齢出産と呼ぶことに統一した。少子社会の中で高齢・ハイリスク妊娠出産は増加し,周産期にかかわる医師やメディカルスタッフの果たす役割は益々大きくなっている。
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