特集 小児リウマチ性疾患の診療~これまでのエビデンスに基づく最近の知見~
川崎病,IgA血管炎,結節性多発動脈炎
伊藤 秀一
1
1横浜市立大学大学院医学研究科発生成育小児医療学 主任教授
キーワード:
川崎病
,
IgA血管炎
,
結節性多発動脈炎
,
ADA2欠損症
,
シクロスポリン
,
インフリキシマブ
Keyword:
川崎病
,
IgA血管炎
,
結節性多発動脈炎
,
ADA2欠損症
,
シクロスポリン
,
インフリキシマブ
pp.45-50
発行日 2019年7月20日
Published Date 2019/7/20
DOI https://doi.org/10.34449/J0001.37.07_0045-0050
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小児の血管炎の患者数は,成人と比較すると遥かに多い。頻度の高い急性疾患である川崎病やIgA血管炎の患者のほとんどが小児であるからである。一方,成人に多くみられる,抗好中球細胞質抗体(antineutrophil cytoplasmic antibody:ANCA)関連血管炎,高安動脈炎,結節性多発性動脈炎などの慢性の血管炎は,小児ではきわめて稀であり,巨細胞性動脈炎は成人にのみに経験される疾患である。本稿では小児の血管炎,川崎病,IgA血管炎,結節性多発性動脈炎の最近のトピックスについて解説する。「KEY WORDS」川崎病,IgA血管炎,結節性多発動脈炎,ADA2欠損症,シクロスポリン,インフリキシマブ
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