特集 睡眠障害:超高齢社会における実態とその対策
睡眠薬の薬物動態の加齢による変化
高岡 洋平
1
1東京女子医科大学医学部神経精神科
キーワード:
高齢者
,
薬物動態
,
薬物代謝
,
睡眠薬
,
ベンゾジアゼピン
Keyword:
高齢者
,
薬物動態
,
薬物代謝
,
睡眠薬
,
ベンゾジアゼピン
pp.45-48
発行日 2017年3月20日
Published Date 2017/3/20
DOI https://doi.org/10.34449/J0001.35.03_0045-0048
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
向精神薬の薬物動態は,加齢や身体疾患の有無によって変化する。加齢による身体や各臓器の機能低下は個人差が大きく,身体疾患の併存も個人により異なる。このため,高齢者の薬物療法においては,薬物動態に対する配慮が必要である。拙稿では,向精神薬一般の高齢者における薬物動態の特徴について記した後,広く睡眠薬として使用されているベンゾジアゼピン(benzodiazepine;BZ)系睡眠薬の薬物動態の特徴および高齢者における投与計画について解説する。「KEY WORDS」高齢者,薬物動態,薬物代謝,睡眠薬,ベンゾジアゼピン
Medical Review Co., Ltd. All rights reserved.