特集 てんかん 診断・治療・ケアのアップデート
第Ⅲ章 各論
中心側頭部棘波を示す自然終息性てんかん(SeLECTS)
夏目 淳
1
1名古屋大学大学院医学系研究科障害児(者)医療学寄附講座
pp.122-125
発行日 2026年9月24日
Published Date 2026/9/24
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000002537
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Summary
■中心側頭部棘波を示す自然終息性てんかん(SeLECTS)は,以前はローランドてんかん,中心側頭部棘波を示す小児良性てんかんなどとよばれた.
■遺伝的素因が原因となるが,遺伝様式は複雑である.
■発作は睡眠中にみられやすい.唇や舌のしびれ感,口や顔面の強直や間代収縮,構音・構語障害,流涎などがみられ,片側の強直間代発作,両側強直間代発作になる場合もある.
■発作間欠期脳波で睡眠時に増加する中心部から側頭部に広がる棘波,鋭波が特徴である.
■抗てんかん発作薬(ASM)の内服は不要な場合も多く,青年期までに寛解する.
■併存症として言語,認知,行動の障害を伴うことがある.

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