特集 遺伝カウンセリングを学ぼう!
Ⅱ.様々な場面での遺伝カウンセリング
遺伝性腫瘍症候群
田辺 記子
1
,
平田 真
2
1埼玉医科大学総合医療センターゲノム診療科
2国立がん研究センター中央病院遺伝子診療部門
キーワード:
遺伝性腫瘍症候群
,
小児がん
,
がん治療方針
,
サーベイランス
Keyword:
遺伝性腫瘍症候群
,
小児がん
,
がん治療方針
,
サーベイランス
pp.1070-1076
発行日 2025年8月1日
Published Date 2025/8/1
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000001759
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
SUMMARY
▷遺伝性腫瘍症候群は,がん・腫瘍に罹患しやすい遺伝的素因をもつ状態をさす総称である.
▷小児期に治療が必要となるがん・腫瘍の発生リスクがある遺伝性腫瘍症候群では,本人・家族の遺伝医学的課題について,個別の遺伝性腫瘍症候群の特徴をふまえて背景要因を包括的に評価する.
▷遺伝学的検査実施を検討する際には,遺伝学的検査の目的を明確化し,がん治療や心理社会的状況も配慮しながら遺伝カウンセリングを行う.

Copyright © 2025, SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.