特集 これからのガイドラインの読み方,使い方
Ⅲ.海外のガイドラインから考える
SGA
中野 有也
1
1昭和大学江東豊洲病院小児内科
pp.320-327
発行日 2025年4月20日
Published Date 2025/4/20
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000001593
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Summary
■国際SGAコンセンサスガイドラインでは出生時の体重および/または身長が-2 SD未満の場合をSGAと定義されている.
■SGA児における生後早期の急進な体重増加は成人期の疾病リスクと関係する.
■様々な遺伝解析によりSGA性低身長症の新たな原因遺伝子(エピゲノム異常を含む)が明らかになってきている.
■SGA性低身長症に対する成長ホルモン補充療法は3~4歳で開始することが推奨される.
■成長ホルモン中止後も健康的な食事や定期的な運動などの生活習慣を通して,過剰な体重増加を回避し良好な体組成を維持するよう助言すべきである.

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