特集 小児耳鼻咽喉科疾患のすべて ファーストタッチから専門診療へ
Ⅰ.主要徴候に対するファーストタッチ
頸部腫瘤
福原 隆宏
1
1鳥取大学医学部耳鼻咽喉・頭頸部外科学分野
キーワード:
頸部リンパ節腫脹
,
頸部腫瘤
,
超音波検査
Keyword:
頸部リンパ節腫脹
,
頸部腫瘤
,
超音波検査
pp.293-298
発行日 2025年3月1日
Published Date 2025/3/1
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000001470
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SUMMARY
▷小児の頸部腫瘤は炎症性のものや先天性のものが多く,成人に比べ悪性腫瘍は少ないため,細胞生検や組織生検は必ずしも優先されない.
▷侵襲が少なく得られる情報が多い超音波検査が有用である.
▷良性疾患においては治療の第1選択が手術の場合も,患者背景を考慮して治療介入の適切なタイミングを計り,経過観察することも考慮する.
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