特集 小児耳鼻咽喉科疾患のすべて ファーストタッチから専門診療へ
Ⅰ.主要徴候に対するファーストタッチ
小児救急疾患(処置のコツ)
中野 光花
1
,
山口 宗太
1
1東邦大学医療センター大橋病院耳鼻咽喉科
キーワード:
咽頭異物
,
外耳道異物
,
鼻腔異物
,
急性中耳炎
,
鼻出血
Keyword:
咽頭異物
,
外耳道異物
,
鼻腔異物
,
急性中耳炎
,
鼻出血
pp.299-305
発行日 2025年3月1日
Published Date 2025/3/1
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000001471
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SUMMARY
▷救急外来で遭遇する頻度が高い「異物」「鼻出血」「急性中耳炎」「耳垢・耳漏」についての初期対応,コンサルトのタイミングについて解説した.
▷小児の耳・鼻・喉の診察と処置は協力を得ることが難しいため,しっかりした体幹・頭部の固定と時間をなるべくかけないことが肝要である.
▷ほとんどの疾患は翌日に耳鼻科受診の指示でよいが,緊急性のある疾患を見逃さないようにする.
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