特集 臓器別に斬る小児の感染症 最適な抗菌薬の選択と期間とは?
序文
久田 研
1,2
1久田小児科医院
2順天堂大学医学部小児科学講座
pp.v-v
発行日 2024年10月20日
Published Date 2024/10/20
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000001262
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- 文献概要
小児の感染症には,上気道感染症のようなcommonな疾患から心血管系や中枢神経系といったまれな疾患など,様々な疾患が存在します.そして,新生児や免疫不全などの患者背景,さらには近年の抗菌薬感受性の傾向をも考慮したうえで治療方針を決定する必要があります.昨今,抗菌薬の適正使用が求められるなか,われわれは,漫然と広域抗菌薬を使うことなく,丁寧な問診や診察,そして検査によって感染臓器を正しく想定し,適切に抗菌薬や治療期間を決めなければなりません.これらすべての知識と経験を網羅し,日常診療に生かすことは困難です.そこで,本増刊号では,臓器ごとに感染性疾患を分類し,専門領域の先生方に執筆をお願いしました.
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