特集 公費補助制度を使いこなす!
Ⅱ.各論
レックリングハウゼン病(神経線維腫症1型)
松尾 宗明
1
1佐賀大学医学部小児科
キーワード:
レックリングハウゼン病(NF1)
,
神経線維腫
,
神経発達症
Keyword:
レックリングハウゼン病(NF1)
,
神経線維腫
,
神経発達症
pp.1127-1130
発行日 2024年8月1日
Published Date 2024/8/1
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000001159
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SUMMARY
▷レックリングハウゼン病(NF1)は,皮膚病変,骨病変,腫瘍性病変と神経発達症,てんかんなど中枢神経の機能異常を呈することがある.
▷小児慢性特定疾病の申請には,NF1の診断に加え,多数の皮膚の神経線維腫または大きなびまん性神経線維腫の存在,または,麻痺や痛みなどの神経症状もしくは高度の骨病変が必要とされるが,この基準は今後修正の必要がある.
▷指定難病の申請には,NF1の診断に加え,重症度分類Stage 3以上に該当する必要がある.
▷合併する症状により,自立支援医療などの利用も可能である.
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