特集 子どもの皮膚診療を極めるために
Ⅱ 皮膚症状が診断に重要な全身性疾患
川崎病・MIS-C
松原 知代
1
1獨協医科大学埼玉医療センター小児科
pp.182-186
発行日 2024年4月20日
Published Date 2024/4/20
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000000973
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診療のポイント
■川崎病や小児多系統炎症性症候群(MIS-C)でみられる皮疹は紅斑型が多い.
■川崎病では,水疱,痂疲,びらん,Nikolsky(ニコルスキー)現象,色素沈着などはみられない.
■診断には,皮疹以外の粘膜病変,他の全身症状および検査所見が重要である.
■川崎病は『川崎病診断の手引き 改訂第6版』を,MIS-Cは『小児COVID-19関連多系統炎症性症候群(MIS-C/PIMS)診療コンセンサスステートメント』を参考にする.
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