特集 子どもの皮膚診療を極めるために
Ⅰ プライマリケアで重要な皮膚症状とその対応
白斑
金田 眞理
1
1大阪大学大学院 医学系研究科 保健学専攻 神経皮膚症候群の治療法の開発と病態解析学寄附講座
pp.113-118
発行日 2024年4月20日
Published Date 2024/4/20
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000000961
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診療のポイント
■白斑が先天性(遺伝性)か後天性か,出現時期が早いか遅いかを確認する.
■白斑が全身性/汎発性か限局性か,さらに白斑の分布の特徴を確認する.
■皮膚の白斑と眼症状以外の症状や合併症,先行疾患がないかを調べる.
■完全脱色素斑か不完全脱色素斑か,さらに炎症症状の有無を調べる.
■組織検査ができれば白斑の原因がメラノサイトの消失や減少か,メラニン形成異常によるかを調べる.
■尋常性白斑以外は合併症や随伴症状,先行疾患など白斑以外の症状の治療が重要な場合が多い.
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