特集 外来でよく見る子どもの皮膚疾患―臨床写真で覚える!
尋常性白斑
尋常性白斑
堺 則康
1
SAKAI Noriyasu
1
1東京医科大学皮膚科学分野
pp.1450-1453
発行日 2022年8月1日
Published Date 2022/8/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000000366
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はじめに
色素異常症には,色素沈着症と色素脱失症とがある。色素脱失症とは,メラニン色素に乏しく色が抜けて見える疾患である。先天性と後天性がある。後天性色素脱失症は主に自己免疫疾患であり,代表的なものが尋常性白斑である。尋常性白斑は,後天性色素脱失症のなかでもっとも頻度が高い。一般に人口の0.5~1%に生じるとされる。性差はない。
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