原著
神経性やせ症入院例とCOVID-19流行
森 和徳
1
,
傍島 宏貴
1
,
高橋 俊恵
1
,
小豆澤 敬幸
1
,
清水 恭代
1
,
山本 正仁
1
,
成宮 正朗
1
,
沖野 剛志
2
1長浜赤十字病院小児科
2長浜赤十字病院精神科
キーワード:
神経性やせ症
,
COVID-19
,
臨時休校
Keyword:
神経性やせ症
,
COVID-19
,
臨時休校
pp.231-235
発行日 2024年2月1日
Published Date 2024/2/1
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000000866
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要旨
COVID-19流行による生活様式の変化は子どものメンタルヘルスに影響し,摂食障害における食行動の悪化も報告されている.当院小児科病棟に神経性やせ症を主診断として入院した児23人を対象とし,COVID-19の流行の影響を後方視的に検討した.年間発症者数は流行前2.64人/年,流行後3.63人/年であり1.38倍に増加した.発症時年齢は流行前13.0(11.0~15.0)歳,流行後12.5(10.0~14.0)歳であり,流行後で有意に低かった(p=0.036).
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