特集 小児の治療方針
15 新生児
新生児一過性多呼吸
藤本 健志
1
,
難波 文彦
1
1埼玉医科大学総合医療センター小児科
pp.879-880
発行日 2023年4月15日
Published Date 2023/4/15
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000000408
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新生児一過性多呼吸(TTN)は34週以降の新生児(late preterm~term)で問題になる,最も頻度が高く予後良好な呼吸障害である.肺水吸収遅延が原因と考えられている.出生直後から生後2時間の間に発症し,多くは生後48時間以内に軽快する.肺門部から放射状に広がる索状影と葉間胸水貯留が特徴である1).
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