特集 パッとわかる! すぐ使える! 産婦人科検査マニュアル
第3章 生殖内分泌
17 超音波検査による卵管疎通性検査
関谷 隆夫
1
,
西尾 永司
2
,
西澤 春紀
2
1藤田医科大学病院産婦人科
2藤田医科大学医学部産婦人科学講座
pp.382-389
発行日 2026年3月24日
Published Date 2026/3/24
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000001656
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POINT!
●超音波検査による卵管疎通性検査は,経頸管的に卵管腔に超音波造影剤を注入しながら超音波検査を行って,卵管の疎通性を評価することを目的としている.
●超音波診断装置は広く普及しており,検査自体の侵襲性が低いことから安全であり,すべての医療機関で検査を行うことができる.
●卵管疎通性の診断精度は,X線子宮卵管造影法や腹腔鏡下色素通水法との所見一致率が80%以上とはいえ,X線子宮卵管造影法と比較すると卵管の詳細な形態的評価には限界があるが,少なくとも陰性的中率が高い(通過性のある卵管の誤診率が低い)点から卵管疎通性の初期評価法としての意義は高い.
●卵管は自然妊娠の成立に必要不可欠な臓器であり,検査前後には感染予防のための配慮が必要不可欠である.

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