特集 どうする?妊娠前・妊娠期・出産後のがん患者の対応
【Ⅱ.各論】
5.がん治療専門医の立場から妊娠期がんとサバイバー支援を考える―2)乳がん合併妊娠
塩田 恭子
1
,
秋谷 文
1
1聖路加国際病院女性総合診療部
キーワード:
乳がん
,
妊娠
,
化学療法
Keyword:
乳がん
,
妊娠
,
化学療法
pp.267-272
発行日 2026年3月1日
Published Date 2026/3/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000001537
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要旨
乳がん合併妊娠の診療では,乳腺の生理的変化による診断の遅れ,妊娠継続の可否,胎児への安全性と母体の治療成績の両立など,特有の課題が存在する.放射線治療,内分泌療法,HER2阻害薬投与は禁忌であるが,手術,第2三半期以降の化学療法は可能であり,母体の予後を悪化させることなく妊娠を継続することが可能である.適切な多職種連携のもとで臨床的意思決定を支援し,治療を進めることで母体と胎児双方の安全を確保することが重要である.

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