Japanese
English
症例
ジノプロストン腟用剤を用いて計画分娩を行った抗リン脂質抗体症候群および特発性血小板減少性紫斑病合併妊娠の1例
A case of pregnancy complicated with antiphospholipid syndrome and idiopathic thrombocytopenic purpura using dinoprostone vaginal insert for elective induction of labour
三浦 あかり
1
,
白石 慧
1
,
春日 義史
1
,
山上 亘
1
,
田中 守
1
1慶應義塾大学医学部産婦人科学教室
キーワード:
抗リン脂質抗体症候群
,
特発性血小板減少性紫斑病
,
妊娠
,
ジノプロストン腟剤
Keyword:
抗リン脂質抗体症候群
,
特発性血小板減少性紫斑病
,
妊娠
,
ジノプロストン腟剤
pp.115-119
発行日 2025年1月1日
Published Date 2025/1/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000001004
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要旨
腎梗塞や脳梗塞の既往がある抗リン脂質抗体症候群と特発性血小板減少性紫斑病を合併した初産婦に対して,抗凝固療法を中止する時間を極力短縮したうえで計画分娩を行うため,ジノプロストン腟用剤を使用し経腟分娩に至った症例を経験した.抗凝固療法を行い,かつ血小板低下のある妊婦に対して,計画分娩を行う際にはジノプロストン腟用剤は1つの選択肢となる可能性が示唆された.
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